2012/05/31

カタールの旅5~高級ショッピングモール・ホテル


カタールの高級ショッピングモールVillagio。
昨日火事があったようで、残念ながら大勢の犠牲者が出てしまいました。

[ドーハ 30日 ロイター] カタールの首都ドーハの大型ショッピングセンターで外国人の子どもら19人が死亡した火災で、警察当局は託児所の経営者である文化相の娘ら5人を逮捕した。容疑は明らかになっていない。国営カタール通信が30日伝えた。

託児所に非常口がなかったせいで子供たちが犠牲になったということで、経済が急速に発展しすぎて、消防法のようなものがまだ十分整備されていないのかもしれませんね。ちなみに英語版ウィキペディアによると、カタールはローマ法を起源とする大陸法とイスラム教のシャリーアを組み合わせているそうです。サウジアラビア、イラン、アフガニスタンほどは厳しくシャーリアを運用しているわけではないそうですが、まだ石打ち刑なども残るとか。


こういうモールにいる女性は頭からかかとまで全身を隠していても、
高級ブランドバッグを引っさげ、メイクもばっちりしています。
中も全身ブランドの服と聞きましたが、外ではもちろん隠しているので、
家の中や女子会のようなところでしか披露できないそうです。
家族以外は男性同士、女性同士の集団で行動することが多いみたいです。








砂漠なので、食べ物はほとんど輸入です。
オーストラリア産・和牛ヒレ肉は1kgあたり1万円。



今度は人工島「The Pearl」のショッピングモールも紹介します。




シンプルな民族衣装がきらびやかな店に意外にマッチして、絵になります。








今度はMövenpick Tower & Suites Dohaホテル。
一番安いクラスだったと思いますが、他の都市に比べて実際に安いし広かったです。

ホテルのインターネットはNTT docomo提供。
ちなみにこのホテルには日本人のスタッフの人もいました。

右がUK式コンセント。
左は日本/アメリカ、ヨーロッパ、UK、インド、いろんな形のプラグに対応したコンセント。

ホテルのジム。エクササイズをしながらパネルからインターネットができるようです。


2012/05/29

カタールの旅4~ドーハの高層ビル写真


カタールは1995年までは閉鎖的で、首都ドーハは宿泊施設すらない「世界一退屈な都市」だったそうなのですが、95年のクーデターによる政権交代以降急速に発展を遂げています。今回は新市街であるWest Bayを中心に建物を紹介したいと思います。


ホテルからの眺め。この日は44度ぐらいまで行きました。曇っていますが、暑いです。
各国の大使館が並ぶDiplomatic Areaは比較的新しく、まだ更地も多いです。

まだ建物が少なくいい眺め。カタールには信号は少なく、写真のような
ラウンドアバウトという円形交差点のほうが多いです。

左がヒルトン、右がフォーシーズンズ。真ん中の2つはアパートだったような。
友人がCMUカタール校でTAをするため5年ぐらい前に1年間住んでいましたが、
まともなアパートに住むと当時でも月3000ドルぐらいかかったそうです。

左が宿泊したMövenpick Tower & Suites Dohaホテル。右がフォーシーズンズホテル。
アール・デコ調の建物にイスラム風の曲線的な装飾が不思議とマッチしていて面白い。

横断歩道はカタールの国旗風になっています。
 ホテルの隣には、不景気の影響か開発の止まったビル。

未だオープンしてない建物もたくさんあるため、閑散としてます。
政府系の建物もこのエリアにいくつかありました。



 ひときわ目立っていた左の建物は、
Burj QatarともDoha Office Towerとも呼ばれているらしい
電通本社ビルも設計した、フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルのデザイン。

右の 建物は、Tornado Tower。サイトによると、
ドイツのRobinson Pourroy(ググっても詳細が出てこない…)という建築家の設計。
両方とも夜は電飾がカラフルに変化します。

Burj Qatarのアップ。中からの視界は悪くないんだろうか・・・?






現在建設中の巨大コンベンションセンター。



 "YOU'RE INVITED TO WITNESS HISTORY BEING BUILT"













Education CityにあるQatar National Convention Centreは磯崎新氏による設計。
CMUのサイトによると磯崎氏はEducation Cityのマスタープランを担い、
いくつかの建物も設計されたそうです。

ちなみにCMUカタール校はメキシコ人建築家のリカルド・レゴレッタによる設計だそうです。


イスラム芸術美術館(Museum of Islamic Art)
ルーヴル美術館ピラミッド、ロックの殿堂で知られるイオ・ミン・ペイが設計。
建物はイスラム教の聖地メッカのほうを向いているそうです。

建築関係の方にして、「建築関係者なら必見」、
「これだけクオリティの高い公共建築はドバイには無い」と言わしめた建物。

モダンなのにイスラムっぽいデザイン。
砂漠カラーに陰影を生かしたデザインが神秘的。

高層ビルが一望できるカフェテリア

 天井

左はカタールで一番高い建物であるAspire Tower

ハマド首長の宮殿

Qatar Islamic Cultural Center

ちょっと郊外に行くと、砂漠に建築中の家が見られます。
確かカタール人は高層マンションではなく、こういう質素な外見の家に住んでいるはず。





建設中のビルだろうが、構わずライトアップしてます。
ガスがいくらでも出るので、電気代は気にしていない模様。



2000年頃の同じ場所の写真。(ドーハ日本人学校のサイトより)

上の写真やWikipediaのList of tallest buildings in Doha, Qatarを見ていると、このビル群はこの10年で突然建ったようですね。まるでシムシティのように、砂漠の更地の上に著名建築家がデザインしたビルをどんどん建てていく・・・そんな街は世界中探してもここドーハやドバイぐらいしかないのかもしれません。町づくり中なので、今は観光するところはあまりあるとは言えませんが、建築学科の大学生などは行くと面白いと思います。


カタール建築関連サイト