カタールは1995年までは閉鎖的で、首都ドーハは宿泊施設すらない「世界一退屈な都市」だったそうなのですが、95年のクーデターによる政権交代以降急速に発展を遂げています。今回は新市街であるWest Bayを中心に建物を紹介したいと思います。
ホテルからの眺め。この日は44度ぐらいまで行きました。曇っていますが、暑いです。
各国の大使館が並ぶDiplomatic Areaは比較的新しく、まだ更地も多いです。
各国の大使館が並ぶDiplomatic Areaは比較的新しく、まだ更地も多いです。
まだ建物が少なくいい眺め。カタールには信号は少なく、写真のような
ラウンドアバウトという円形交差点のほうが多いです。
左がヒルトン、右がフォーシーズンズ。真ん中の2つはアパートだったような。
友人がCMUカタール校でTAをするため5年ぐらい前に1年間住んでいましたが、
まともなアパートに住むと当時でも月3000ドルぐらいかかったそうです。
左が宿泊したMövenpick Tower & Suites Dohaホテル。右がフォーシーズンズホテル。
アール・デコ調の建物にイスラム風の曲線的な装飾が不思議とマッチしていて面白い。
横断歩道はカタールの国旗風になっています。
ホテルの隣には、不景気の影響か開発の止まったビル。
未だオープンしてない建物もたくさんあるため、閑散としてます。
政府系の建物もこのエリアにいくつかありました。
政府系の建物もこのエリアにいくつかありました。
ひときわ目立っていた左の建物は、
Burj QatarともDoha Office Towerとも呼ばれているらしい。
Burj QatarともDoha Office Towerとも呼ばれているらしい。
電通本社ビルも設計した、フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルのデザイン。
右の 建物は、Tornado Tower。サイトによると、
ドイツのRobinson Pourroy(ググっても詳細が出てこない…)という建築家の設計。
両方とも夜は電飾がカラフルに変化します。
Burj Qatarのアップ。中からの視界は悪くないんだろうか・・・?
現在建設中の巨大コンベンションセンター。
"YOU'RE INVITED TO WITNESS HISTORY BEING BUILT"
Education CityにあるQatar National Convention Centreは磯崎新氏による設計。
CMUのサイトによると磯崎氏はEducation Cityのマスタープランを担い、
いくつかの建物も設計されたそうです。
ちなみにCMUカタール校はメキシコ人建築家のリカルド・レゴレッタによる設計だそうです。
イスラム芸術美術館(Museum of Islamic Art)
ルーヴル美術館ピラミッド、ロックの殿堂で知られるイオ・ミン・ペイが設計。
ルーヴル美術館ピラミッド、ロックの殿堂で知られるイオ・ミン・ペイが設計。
建物はイスラム教の聖地メッカのほうを向いているそうです。
建築関係の方にして、「建築関係者なら必見」、
「これだけクオリティの高い公共建築はドバイには無い」と言わしめた建物。
「これだけクオリティの高い公共建築はドバイには無い」と言わしめた建物。
モダンなのにイスラムっぽいデザイン。
砂漠カラーに陰影を生かしたデザインが神秘的。
高層ビルが一望できるカフェテリア
天井
左はカタールで一番高い建物であるAspire Tower
ハマド首長の宮殿
Qatar Islamic Cultural Center
ちょっと郊外に行くと、砂漠に建築中の家が見られます。
確かカタール人は高層マンションではなく、こういう質素な外見の家に住んでいるはず。
建設中のビルだろうが、構わずライトアップしてます。
ガスがいくらでも出るので、電気代は気にしていない模様。
2000年頃の同じ場所の写真。(ドーハ日本人学校のサイトより)
上の写真やWikipediaのList of tallest buildings in Doha, Qatarを見ていると、このビル群はこの10年で突然建ったようですね。まるでシムシティのように、砂漠の更地の上に著名建築家がデザインしたビルをどんどん建てていく・・・そんな街は世界中探してもここドーハやドバイぐらいしかないのかもしれません。町づくり中なので、今は観光するところはあまりあるとは言えませんが、建築学科の大学生などは行くと面白いと思います。
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